そんな裏設定知りません! 冷酷パパから結婚を申し込まれましたが、これって破滅フラグですか?

メレディスが一位になってから、時折気弱になってしまうことがある。

そんなに悪い関係じゃなかったアルヴィンともギクシャクしているのも、もし王宮で何か良くないことが起こっていたとしても、全てが自分の破滅への道標となっているような気がしてしまうのだ。


「……お父様、戻って来られるわよね?」

「えぇ。すぐに戻ってくると仰っていました」

「心配だけど私には何もできないし、お父様が帰って来るまで大人しく待ってるわ」


不安は尽きないが、暗い気持ちで居続けるのも時間が勿体無い。

「やらなくちゃいけない課題もあるし」と笑顔を浮かべて、ソフィアはカップケーキにかぶりついた。

その後、夕食を済ませ、課題に頭を悩ませた後、のんびりお風呂に入る。

ベッドに入ると隣の空いているベッドに寂しさを覚え、ソフィアはたまらず本棚へ。

六歳の頃にゼノンに買ってもらい、それから繰り返し読んでいるお気に入りの本を手に取って、ベッドに舞い戻った。

眠くなるまで読もうとページをめくれば、次第に物語へと引き込まれていった。

半分ほど読んだところで、カタリと物音が聞こえた気がして、ソフィアはゆるりと視線を上げる。

< 202 / 276 >

この作品をシェア

pagetop