そんな裏設定知りません! 冷酷パパから結婚を申し込まれましたが、これって破滅フラグですか?

「買って帰りますね」とそのまま離れようとしたハンナを、ソフィアは「カップケーキの袋は私が持っていくわ」と呼び止める。

「よろしいので?」と戸惑うハンナから、「構わないわよ」とソフィアは袋を受け取った。

そこでハンナと別れて歩き出せば、すぐに「俺が持とう」とカップケーキの袋はゼノンに奪われる。

国王に持ってもらうのは気が引けて「私が持つわ」と言い張るも、彼から奪い返せず、ソフィアは諦めてゼノンの横を歩く。


「私が成績を上回ってしまったことで、アルヴィンはお父上から怒られてしまったのかしら。最近、アルヴィンに嫌われてしまったように感じてはいたけれど、入学前はそんなに悪い関係じゃなかっただけに、少し寂しいわ」

「それは俺にも責任がある。本来なら一号館の特別室にアルヴィンが入る予定だったんだ」


様子がおかしいと感じたのは、確かに入寮後のことだったと思い出し、ソフィアは納得する。


「それが俺もソフィアと一緒にと言ったことでイルバクト学長が配慮してくれて、俺とソフィアが一号館に、アルヴィンが二号館へ入ることになった。一号館の特別室は豪華だが、他はそうでもない。通常の部屋より多少広い程度で、風呂はついてない」


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