そんな裏設定知りません! 冷酷パパから結婚を申し込まれましたが、これって破滅フラグですか?
アルヴィンとメレディスもソフィアたちに気づいたらしく、こちらを見ていたのだ。
不満げな眼差しを残しつつも、すぐにふたりはその場からばらばらに立ち去っていった。
睨まれるのは嫌だが、メレディスが不満そうなのは、頭の中にあるシナリオ通りに進んでいないからではとも思え、ソフィアは少しばかりホッとする。
ゲームの最後は一年生が終わるその時。
前期はなんとか乗り越えられたかもしれないが、まだ後期が残っている。
試験もあと二回。
メレディスに負けたら、私もそこで終わってしまう。
そんな予感に背筋を震わせ、ソフィアは今回の一位で浮かれてなんていられないと、気持ちを引き締めたのだった。
試験の順位発表から一週間が経ち、前期最終日。
明日から一ヶ月の長期休暇に入るため、昨日はロッシュドギアに戻るべく荷物をまとめていたが、今日は朝から身を着飾ることに忙しい。
これから、前期終了のパーティーが行われるのだ。
身に纏った、ふわふわと裾が広がった水色のドレスにちょっぴり浮かれながら、ソフィアはハンナに髪を結い上げてもらう。
髪飾りをずらりと並べて、「どれがいいかしら」と幸せな気持ちで悩んでいると、「入ってもいいか?」とゼノンとマシュー、そしてルイスも部屋に入ってきた。