そんな裏設定知りません! 冷酷パパから結婚を申し込まれましたが、これって破滅フラグですか?
謝罪したゼノンに、メレディスは恐縮するように首をわずかに横に振る。
じっと見つめ合うゼノンとメレディスの姿に胸が痛み、耐えきれなくなって一歩踏み出したソフィアを一斉に武族側の警備団が取り囲む。
そのうちのひとりに腕を掴まれ、ソフィアは「離して!」と声を荒げたが、「黙れ」と捻り上げられてしまう。
抵抗するも強引に押さえ込まれて、痛みで顔を歪めながらソフィアは床へと倒れ込む。
「我が息子の婚約者がこのような娘だったとは、誠に遺憾だ。毒を使った悪魔のような所業により、こちらは優秀な人材を失うところだったのだ。何が友好の証だ。この件、父親であるアンドリッジ国王にも責任を問いたい」
椅子から立ち上がり、厳しい表情でそう言い放ったケットジア国王に、「待ってください」とソフィアは身を起こすも、武族の警備団から喉元に剣を突きつけられ言葉を飲み込んだ。
そんなソフィアの傍へ、モーガンが進み出てきて、ケットジア国王に対して一礼する。
「ソフィア・アンドリッジは誇り高きアンドリッジ家の名に泥を塗った。しっかりと己の罪を償ってもらわねばなるまい。もちろん、国王にも責任を問うつもりです」