そんな裏設定知りません! 冷酷パパから結婚を申し込まれましたが、これって破滅フラグですか?
お咎めはなしだが、アルヴィンは今、ルイス監視のもと、四六時中机に向かっている状態なのだ。
ルイスにちくちく言われながら、勉学の遅れを取り戻しているため、ある意味、アルヴィンも過酷な日々を送っている。
クラウドはソフィアへと改まったように体を向けて、背筋を伸ばした。
「ソフィア、俺こそ君に詫びないと。俺は君に剣を向けてしまったから」
「そうだ、すまなかった。私もひどいことを言ってしまって。心より謝罪する。申し訳なかった」
「やめてください。誰も悪くないのはわかっていますから」
クラウドだけでなくケットジア国王からも頭を下げられて、ソフィアは狼狽えたように首を横に振る。
顔を上げたクラウドは明るい笑みを浮かべ、それにソフィアも微笑み返す。
「後期こそ、ソフィアには負けないぞ」
「私だって負けるつもりはないわ」
いつも通りに仲良く言葉を交わすふたりを交互に見て、ケットジア国王もにこやかにゼノンへと視線を送る。
「姫君には、ぜひうちの息子の正妃となっていただきたい。婚約破棄の話は白紙に……」
「断る」
しかし、そこでゼノンにバッサリと拒否され、ケットジア国王は口元を引き攣らせた。