そんな裏設定知りません! 冷酷パパから結婚を申し込まれましたが、これって破滅フラグですか?
体を起こすよりも先にハンナに抱きつかれ、ソフィアは早朝のことを思い返しながら、心配をかけてしまったと反省する。
しかし、「いったい何があったのですか?」と問われるとやはり説明し辛く、「あぁ、まだ少し眩暈がするわ」とソフィアはいそいそとベッドの中に潜り込んだ。
そのあと、運ばれてきた食事をペロリと平らげてから、本を読んだり、のんびり湯船につかったりしたあと、温かなベッドに舞い戻り、ぼんやりと天井を見つめる。
ルイスに見られている以上に、いつまでも今朝のことを隠し通せるはずがない。
次またハンナに問われたら、ちゃんと本当のことを話したほうがいいかもしれない。
そんなことを考えながら、ソフィアはうとうとし始め、やがて眠りに落ちていった。
いつもより多くの日差しが差し込む屋敷のそばの森の中、白馬や森の動物たちと夢中になって遊んでいる。
そんな幸せな夢の中で、笑顔のハンナが「姫様、おやつの時間ですよ」と手を振って迎えに来た。
ソフィアが満面の笑みで「はーい」と手を振り返すと、ハンナの後ろからマシューが現れて、「おやつはゼノン様と一緒です。姫様、よかったですね」と補足し、ソフィアの笑顔が一瞬で凍りつく。