王子な兄(仮)に出会ったら過保護になってめっちゃ構ってきます
「その辺にしとけ、ご飯が冷めるぞ」
クフォードの声かけで、キースからレーウィスへのからかいは無事終了した。
レーウィスはホッと息を吐く。
「それでは…」
『いただきます』
四人で手を合わせ、食の恵みに感謝する。
ご飯を食べている最中も、ジロジロと注目を浴びて落ち着かない。
(早く食べて、一秒でも早くここから脱出したい)
「そんなに急いで食べると、喉に詰まるよ?」