若頭の溺愛の檻から、逃げられない

誘拐



「ん……」



首が痛い…頭も

あれ、私…何してたんだっけ…



「若頭。起きましたよ。」


うるさいな…頭がキンキンするから静かにしてよ
 


そっと目を開く。




「待たせたね。」



頭に響かない、低くて綺麗な声。






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