旦那様は征服者~孔明編~
高校の下駄箱で、左手の薬指の指輪と右耳につけている孔明とペアのピアスを財布にしまう。
そして上履きに履き替え、教室に急いだ。
「あ!牡丹!やっときたー!」
友人の彩名が声をかけてきた。
「ギリギリ?」
「うん、今から四時間目だよ」
「了解!」
「高校生妻は、大変ね!」
「うん…まぁ…ね…」
本当は、全く大変なことは一つもない。
家事は全て、伊丹が行う。
牡丹は、本当に孔明に愛されてるだけだ。
ただあえていうなら、孔明の機嫌を損ねないように勤めなきゃいけないところだ。
牡丹が結婚していることは高校内でも有名だが、相手がヤクザだとは誰も知らない。
「旦那さん、いつ会わせてくれるの?」
「ごめんね、仕事が忙しい人なの……」
会わせられるわけがない。
そんなことをすれば、あっという間に彩名に嫌われるだろう。
四時間目が終わり、昼休み。
牡丹は昼食を済ませて学校に来た為、飲み物だけ買い彩名と中庭に向かった。
お気に入りの東屋で、昼食をとる二人。
牡丹の通う高校は、セレブ校で令息や令嬢ばっかだ。
そして更に、花神組がバックにいる。
牡丹は基本的に、孔明の支配下にある。
その為、孔明の管轄する範囲内でしか生活できない。
当然、ここにいる彩名も━━━━━━
彩名は、港山コーポレーション・社長の娘。
当然、港山コーポレーションも花神組がバックにいる。
「牡丹はいいなぁ」
「ん?」
「彼氏に愛されて!」
「え?」
「え?って、こ、れ!」
「あ…」
彩名が指差した所に、キスマークがはっきりついていた。
「優しい、悪魔だっけ?旦那さん」
「うん」
「そっか。なんだかよくわかんない人物像だけど、優しいの?悪魔みたいに怖いの?どっち?」
「見た目がとにかく怖いの。
でも、笑うと柔らかくて優しいの」
「へぇー!」
「だから、私はあの方の為なら何でもする」
そして学校が終わり、下校時間。
学校前には、沢山の高級車が並ぶ。
そして車の停車する定位置がある。
いくら高校の学生がセレブでも、その中でカーストが存在し、階級順に停車位置が決まっている。
当然牡丹は、一番前だ。
彩名と下駄箱を出ると、いつものようにズラリと高級車が並んでいる。
「牡丹さん、お帰りなさい!」
伊丹が後部座席を開けた。
「伊丹さん、ただいま」
伊丹に挨拶する。
いつもならここで、彩名に挨拶をして車に乗り込む。
でも、今日は………
「牡丹」
低く、重い…でも穏やかな声が牡丹の耳に響いた。
カツンと足音をさせ、後部座席から孔明が降りてきた。
そして上履きに履き替え、教室に急いだ。
「あ!牡丹!やっときたー!」
友人の彩名が声をかけてきた。
「ギリギリ?」
「うん、今から四時間目だよ」
「了解!」
「高校生妻は、大変ね!」
「うん…まぁ…ね…」
本当は、全く大変なことは一つもない。
家事は全て、伊丹が行う。
牡丹は、本当に孔明に愛されてるだけだ。
ただあえていうなら、孔明の機嫌を損ねないように勤めなきゃいけないところだ。
牡丹が結婚していることは高校内でも有名だが、相手がヤクザだとは誰も知らない。
「旦那さん、いつ会わせてくれるの?」
「ごめんね、仕事が忙しい人なの……」
会わせられるわけがない。
そんなことをすれば、あっという間に彩名に嫌われるだろう。
四時間目が終わり、昼休み。
牡丹は昼食を済ませて学校に来た為、飲み物だけ買い彩名と中庭に向かった。
お気に入りの東屋で、昼食をとる二人。
牡丹の通う高校は、セレブ校で令息や令嬢ばっかだ。
そして更に、花神組がバックにいる。
牡丹は基本的に、孔明の支配下にある。
その為、孔明の管轄する範囲内でしか生活できない。
当然、ここにいる彩名も━━━━━━
彩名は、港山コーポレーション・社長の娘。
当然、港山コーポレーションも花神組がバックにいる。
「牡丹はいいなぁ」
「ん?」
「彼氏に愛されて!」
「え?」
「え?って、こ、れ!」
「あ…」
彩名が指差した所に、キスマークがはっきりついていた。
「優しい、悪魔だっけ?旦那さん」
「うん」
「そっか。なんだかよくわかんない人物像だけど、優しいの?悪魔みたいに怖いの?どっち?」
「見た目がとにかく怖いの。
でも、笑うと柔らかくて優しいの」
「へぇー!」
「だから、私はあの方の為なら何でもする」
そして学校が終わり、下校時間。
学校前には、沢山の高級車が並ぶ。
そして車の停車する定位置がある。
いくら高校の学生がセレブでも、その中でカーストが存在し、階級順に停車位置が決まっている。
当然牡丹は、一番前だ。
彩名と下駄箱を出ると、いつものようにズラリと高級車が並んでいる。
「牡丹さん、お帰りなさい!」
伊丹が後部座席を開けた。
「伊丹さん、ただいま」
伊丹に挨拶する。
いつもならここで、彩名に挨拶をして車に乗り込む。
でも、今日は………
「牡丹」
低く、重い…でも穏やかな声が牡丹の耳に響いた。
カツンと足音をさせ、後部座席から孔明が降りてきた。