最愛ベビーを宿したら、財閥御曹司に激しい独占欲で娶られました
ドキリとして言葉を失う。お腹の張りは、十分おきとまではいかないものの、頻度が増えていることは事実だ。このままいくと、早産してしまうのだろうか。
「張りを抑える薬を出しておきましょう。もちろん、同じような状況でも、四十週で元気に赤ちゃんを産んでいる妊婦さんはたくさんいますから、気負い過ぎないで」
もし仕事を休職するのであれば使ってくださいと、先生に診断書を書いてもらった。処方箋を受け取り、病院を出る。
帰って頼子さんに事情を伝えると、案の定、とても心配されてしまった。
「すぐに志遠さんに報告を……」
「ま、待ってください! あんまり心配をかけたくないので――」
「でも、奥様とお子さんの一大事なのに、知らない方が悲しむと思いますよ」
頼子さんにたしなめられ、私はふうと息をついて冷静になる。
脳裏に『こんな重大なことを隠しているなんて!』と怒る志遠さんがよぎった。
「……やんわりと伝えてもらえますか。あまり心配をかけないように、やんわりと……」
「張りを抑える薬を出しておきましょう。もちろん、同じような状況でも、四十週で元気に赤ちゃんを産んでいる妊婦さんはたくさんいますから、気負い過ぎないで」
もし仕事を休職するのであれば使ってくださいと、先生に診断書を書いてもらった。処方箋を受け取り、病院を出る。
帰って頼子さんに事情を伝えると、案の定、とても心配されてしまった。
「すぐに志遠さんに報告を……」
「ま、待ってください! あんまり心配をかけたくないので――」
「でも、奥様とお子さんの一大事なのに、知らない方が悲しむと思いますよ」
頼子さんにたしなめられ、私はふうと息をついて冷静になる。
脳裏に『こんな重大なことを隠しているなんて!』と怒る志遠さんがよぎった。
「……やんわりと伝えてもらえますか。あまり心配をかけないように、やんわりと……」