最愛ベビーを宿したら、財閥御曹司に激しい独占欲で娶られました
翌日。私は会社に連絡をして、休職させてもらえるように手配した。必要書類を揃え、医師からの診断書を添えて会社に提出する。
その三日後のこと。突然玄関が開いたかと思えば、まさかの人物がダイニングに乗り込んできた。
「陽芽! 大丈夫なのか!?」
「志遠さん!」
キッチンにいた私と頼子さんは目を丸くする。
なんの連絡も、前触れもない突然の帰国。
志遠さんは帰ってくるなり、リビングのソファに私を座らせ、不安げに問いただした。
「それで、陽芽。体の方は?」
「大丈夫ですが……あの、志遠さんこそお仕事は……」
「調整した。陽芽の体調の方が大事だ」
私たちのやりとりを見て、頼子さんがよよよと涙を滲ませる。
「志遠坊ちゃんたら、奥様のために飛んで帰ってきてくださったんですね。私はうれしいです。愛情深いご立派な方に成長されて……」
頼子さんったら、いったいどんな連絡を志遠さんに入れたのだろう。もしかして、私の体が危ないとでも言ったのでは……。
「そんなに心配する必要はないんですよ。ちゃんと安静にして薬を飲んでいれば大丈夫だって――」
「医師から診断書を送ってもらった。重篤な状態ではないと聞いているが、それでも予断を許さない状況なんだろう?」
頼子さんではなく、先生からの報告だったのか……。私はごまかすように目を逸らした。
その三日後のこと。突然玄関が開いたかと思えば、まさかの人物がダイニングに乗り込んできた。
「陽芽! 大丈夫なのか!?」
「志遠さん!」
キッチンにいた私と頼子さんは目を丸くする。
なんの連絡も、前触れもない突然の帰国。
志遠さんは帰ってくるなり、リビングのソファに私を座らせ、不安げに問いただした。
「それで、陽芽。体の方は?」
「大丈夫ですが……あの、志遠さんこそお仕事は……」
「調整した。陽芽の体調の方が大事だ」
私たちのやりとりを見て、頼子さんがよよよと涙を滲ませる。
「志遠坊ちゃんたら、奥様のために飛んで帰ってきてくださったんですね。私はうれしいです。愛情深いご立派な方に成長されて……」
頼子さんったら、いったいどんな連絡を志遠さんに入れたのだろう。もしかして、私の体が危ないとでも言ったのでは……。
「そんなに心配する必要はないんですよ。ちゃんと安静にして薬を飲んでいれば大丈夫だって――」
「医師から診断書を送ってもらった。重篤な状態ではないと聞いているが、それでも予断を許さない状況なんだろう?」
頼子さんではなく、先生からの報告だったのか……。私はごまかすように目を逸らした。