最愛ベビーを宿したら、財閥御曹司に激しい独占欲で娶られました
「ウォンバット的なかわいさから、ネコみたいなかわいさにランクアップしましたかね?」
「なにを言っているんだ? どちらかというとネコよりはイヌだと思うが。チワワ的な」
「チワワ……」
やはり人間ではなかったのかと思いながらも、私は洋服を選び終えた。
ワンピースを数着、それらに合わせた小物や装飾品、コスメを数点購入した。
値段は見ていないが、とんでもないことになっていると思う。会計はしないそうだ。後日まとめて彼のもとに請求が行くという。
「似合うじゃないか。やっと君が女性に見えてきた」
なんと彼の中で私は女性のカテゴリにすら入っていなかったらしい! ……いや、なんとなく予想はしていたけれど。
「女性というか、メスですけどね。チワワですから」
「根に持っているのか? ファラオ・ハウンドとでも言えば納得したのか」
「よくわからないのでチワワでいいです」
「腕を貸してやるから、そう怒るな」
慣れないヒールで転んでしまいそうなので、嫌でも腕を貸してもらうしかない。
彼の肘の部分に手を絡め体重をかけると、彼は「うっ」と表情を歪めた。思った以上に重たかったらしい。
「なにを言っているんだ? どちらかというとネコよりはイヌだと思うが。チワワ的な」
「チワワ……」
やはり人間ではなかったのかと思いながらも、私は洋服を選び終えた。
ワンピースを数着、それらに合わせた小物や装飾品、コスメを数点購入した。
値段は見ていないが、とんでもないことになっていると思う。会計はしないそうだ。後日まとめて彼のもとに請求が行くという。
「似合うじゃないか。やっと君が女性に見えてきた」
なんと彼の中で私は女性のカテゴリにすら入っていなかったらしい! ……いや、なんとなく予想はしていたけれど。
「女性というか、メスですけどね。チワワですから」
「根に持っているのか? ファラオ・ハウンドとでも言えば納得したのか」
「よくわからないのでチワワでいいです」
「腕を貸してやるから、そう怒るな」
慣れないヒールで転んでしまいそうなので、嫌でも腕を貸してもらうしかない。
彼の肘の部分に手を絡め体重をかけると、彼は「うっ」と表情を歪めた。思った以上に重たかったらしい。