最愛ベビーを宿したら、財閥御曹司に激しい独占欲で娶られました
「ティーバッグの詰め合わせでもいいんですが、せっかくなのでリーフも試してみてください。今朝ミルクティーにしたのはキーマンです。アッサムもミルクに合うんですが、俺はこっちの方が好きなんですよねぇ」
「あ、これおいしそうです。オレンジペコって、オレンジの香りですかね?」
「今の発言が日本語で本当によかったです。恥をかかずにすみました。オレンジペコは茶葉の等級の名称です。オレンジの味はしません。柑橘系ならばこっち、アールグレイ。……って、アールグレイは知ってるんじゃなかったでしたっけ?」
……下手に口を出さない方がいいと悟り、私はダリルに全権を委ねる。
彼は買い物慣れしているようで、店員に次々と茶葉の缶を持ってこさせた。
「これは……ちょっと買いすぎでは」
「シオンだったら全部一種類ずつ頼むと思いますよ」
全部って、このたくさん並んでいる茶葉を全部? まさかそんな――いや、昨日の志遠さんの買い方を考えると、あながち誇張とも言いきれない。
購入後、大きなショップバッグを抱えた私をダリルが携帯端末でパチリと撮る。
「あ、これおいしそうです。オレンジペコって、オレンジの香りですかね?」
「今の発言が日本語で本当によかったです。恥をかかずにすみました。オレンジペコは茶葉の等級の名称です。オレンジの味はしません。柑橘系ならばこっち、アールグレイ。……って、アールグレイは知ってるんじゃなかったでしたっけ?」
……下手に口を出さない方がいいと悟り、私はダリルに全権を委ねる。
彼は買い物慣れしているようで、店員に次々と茶葉の缶を持ってこさせた。
「これは……ちょっと買いすぎでは」
「シオンだったら全部一種類ずつ頼むと思いますよ」
全部って、このたくさん並んでいる茶葉を全部? まさかそんな――いや、昨日の志遠さんの買い方を考えると、あながち誇張とも言いきれない。
購入後、大きなショップバッグを抱えた私をダリルが携帯端末でパチリと撮る。