リアリスとラフィー。
ローストは美味しかった。

あたしは食べ終えると、歓談をするラフィーのもとに向かう。

「ラフィー?」
「どうされましたか?オオトカゲ?」
「ううん。
ありがとね」
「こちらこそ。リアリスよ」

ラフィーはにっこりとした。

ワガママでもラフィーなりに責任感はあるに違いない。

たぶん、ラフィーは素敵な女性に育っていくんだと感じた。

あたしは?

あたし。
リアリスは?

答えなんて出るはずがない。

パーティー会場。

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