あるがまま。


目の前に広がるクラス表をドキドキしながら見る。

(ぇ~っと、私の名前はぁーっと・・・)

「あったぁ、私4組だっ。

あっ!!良平も一緒だぁ~!」

福田良平と山岡未来、めでたく同じクラスになれました。

また、人の山をかき分けて、戻る私たち。

「で?俺何組だった?」

人ごみを抜けると、良平が涼しい顔で聞いてきた。

「りょうへ~、せこいよ。

自分だけ楽してさッ。ねぇ、まさきっ?」

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