身を引くはずが、敏腕ドクターはママと双子に溢れる愛を注ぎ込む
「嬉しい。今度は、漣さんと一緒に、赤ちゃんを迎えられる」
「大きくなった菜々恵のお腹を撫でられるし、出産にも立ち会える。沐浴も、離乳食を食べるのも、全部一緒に」
漣さんの言葉に涙は溢れ出し、目尻から次々流れ落ちていく。
「漣さん。私、すごく幸せです」
顔を見せてくれた漣さんは、私の流れる涙を指で拭い、柔和な笑みを浮かべる。
額をそっと重ね、「菜々恵」と優しい声で私を呼んだ。
「愛してる」
幸せの涙を流しながら、慈しむような心のこもった口づけにそっと目を閉じた。
FIN


