暗黒ギフト1
☆☆☆

まだサッカーをしている友人らを横目に2人は遊具を確認していく。


ブランコに滑り台に平均台にタイヤ。


様々な遊具がグラウンドの周囲を取り囲んでいる。


当善海斗たちも沢山遊んできた場所だ。


「この中で背の高い遊具と言えばジャングルジムくらいだな」


健はそう言うが、海斗は左右に首を振った。


海斗が2年生のころクラスメートがブランコを高く漕ぎすぎて、頂点から落下したことがある。


そのときクラスメートは軽傷で済んだけれど、下手をすれば大怪我をしていたかもしれないのだ。


それに滑り台。


すべり台のてっぺんに立ってふざけていると落下してしまう危険は十分にあった。


みんな、遊具の遊び方は自分たちで勝手に変えていってしまうものなのだ。


そう考えると危険な場所は沢山あった。


「とすると、ジャングルジムとブランコとすべり台の3つか」


海斗の考えに健は指折り数えていく。
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