儚く甘い
そう言って達哉に見えないようにノートを少し開くみわ。
「どれ」
達哉がノートを覗こうとすると「だめ」といじらしく微笑みながら自分の胸に抱きしめるようにしてみわは見せない。
「別にいいけどさ」
達哉はそう言って桜を見上げる。
「こうして達哉と桜を見ることも書いてあったんだー」
「そっか」
みわは桜を見上げている達哉を見上げる。
「ほかにも達哉が一緒じゃないと叶えられないことがいっぱいある。」
「俺?」
「そう」
桜からみわに視線を戻した達哉。
みわが自分の方を見上げながらどこか悲しみを秘めた微笑みを向けていることに、不安になる。
「どれ」
達哉がノートを覗こうとすると「だめ」といじらしく微笑みながら自分の胸に抱きしめるようにしてみわは見せない。
「別にいいけどさ」
達哉はそう言って桜を見上げる。
「こうして達哉と桜を見ることも書いてあったんだー」
「そっか」
みわは桜を見上げている達哉を見上げる。
「ほかにも達哉が一緒じゃないと叶えられないことがいっぱいある。」
「俺?」
「そう」
桜からみわに視線を戻した達哉。
みわが自分の方を見上げながらどこか悲しみを秘めた微笑みを向けていることに、不安になる。