儚く甘い
達哉はみわをそっと抱き寄せる。
「お願い。」
約束という言葉が達哉を苦しめると知っているみわ。
その言葉がどうしてもつかえない。
のどに詰まるような感覚がして、それ以上言えない。
「約束する。わかった。」
言えないみわの言葉を、達哉が口にする。
「もしも、みわが俺を忘れたら、俺はみわを忘れる。」
本心じゃない。
忘れられるはずがない。
でも、そう言うことでみわは前に進める。
「お願い。」
約束という言葉が達哉を苦しめると知っているみわ。
その言葉がどうしてもつかえない。
のどに詰まるような感覚がして、それ以上言えない。
「約束する。わかった。」
言えないみわの言葉を、達哉が口にする。
「もしも、みわが俺を忘れたら、俺はみわを忘れる。」
本心じゃない。
忘れられるはずがない。
でも、そう言うことでみわは前に進める。