玉響なる風は、水とともに
「アレス騎士団と風音たちで、突撃しようと思っているんだけど……」

「……その、アレス騎士団っていうのは、ここにいる人達だけですか?それとも、全員……?」

葉月の素朴な疑問にギルベルトはふふっ、と笑みを零すと「全員だよ」と返す。

「……僕らの正体を知らない人達も多いし、隠した方が良さそうだね……だけど」

「……その辺は、問題ないよ。また、来れるかな?」

ギルベルトの言葉に、風音たちは頷いた。
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