君の息にピリオド.
私は二人に答えを当てはめたメモを見せた。



「一環、心境。うん。
ちゃんと熟語になってる、」

「めちゃくちゃ早いなと思ったら、
名前が入ってたのか。なんかどんまい。

…犯人はやっぱり俺らのこと
だいぶ知ってそうだよな」

『さっきもメッセージで“いつもおかわりしている実くん”って書いてあったしね』


「えっ気持ち悪」


食満の地声に思わず笑みが戻る。
まだ心残りはあるが、
何がともあれチームの役に立ててよかった。

ふと隣を見ると四人がはっとした表情を
浮かべているのが見えた。

きっと大丈夫だろう、
そう思い私は事前に取っておいた、
3問目の問題のメモを取る。

1分ほどクールダウンして、
私たちは次の問題に取り掛かった。


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