君の息にピリオド.
ねえ平坂。

もし平坂が化け物に生まれ変わっても、
私の苦手な虫になっても。

必ず友人になるからさ。安心してよ。
そして笑っていつも見たいに背中を押して。


嗚呼平坂、
君の友人として、私は完成していますか。


ずっとずっと大切な友人と
思うことを許してくれますか。


ねえ、平坂。
みんなみんな、君のことが大好きだよ。



黒い服をさらに黒くするのは
私から止めどなく溢れる涙のせいだ。

そんな私を囲うように立つのは
いつもの『みんな』。

やはり、大人になっても
私は子供のままみたいで、
友人が大好きなのだろう、多分これからも。

皺が増えてもずっとずっと。










君の息はありますか。

呼吸はもう、聞こえないけれど。

君がピリオドを打ってしまっても、
また私達が文章を作り出す。


それが、友人というもので。
きっと、これは愛だから。


だからさ、また会える日までは、
安心して、昼寝でもしててよ。

私達は君の味方で、
最高の友人だから、何があっても
へこたれないし。


君を好きであり続ける。


野暮ったいし、
わざわざ口で言わなくてもいいけど。


みんな、大好きだよ。







君の息が止まっても、
ずっとずっと、忘れない。



〜君の息にピリオド.〜
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