追放された私は、悲劇の聖女に転生したらしいです
「勿論です。私たちは偉大なるララさまの御業により生み出された守護獣。その辺の獣とは訳が違います」
「そ、そうなのね。まあ、仕組みはよくわからないけど、とりあえず意思疎通が出来て助かるわ」
「それでですね、早速ですが、私たちに名前を頂けないでしょうか」
「名前?」
尋ね返すと、黒狼と白梟はじーっとこちらを見つめた。
うーん、確かに名前がないと呼びづらい。これから長い付き合いになるのだし、親しみを込めて付けてもいいかな。
「じゃあね、黒狼さんが『スピネ』、白梟さんが『ムーン』で、どう?」
安易だなーと、自分のセンスの無さに呆れ返る。基になった宝石の名前を付けただけ、それなのに守護獣たちはウンウンと頷きご機嫌になった。
「ありがたき幸せ。我スピネ、主殿のため、誠心誠意尽くす所存!」
「私、ムーンも森の哲学者と呼ばれた梟の名に恥じぬ知識で、ララさまをお助け致します!」
「ありがとう! 今から長い旅に出るけど、一緒に頑張ろうね」
「えっ? 今からですか?」
驚いたムーンは叫び、続けた。
「外は日が暮れかけております。旅に出るなら早朝の方が良いと考えますが」
「そ、そうなのね。まあ、仕組みはよくわからないけど、とりあえず意思疎通が出来て助かるわ」
「それでですね、早速ですが、私たちに名前を頂けないでしょうか」
「名前?」
尋ね返すと、黒狼と白梟はじーっとこちらを見つめた。
うーん、確かに名前がないと呼びづらい。これから長い付き合いになるのだし、親しみを込めて付けてもいいかな。
「じゃあね、黒狼さんが『スピネ』、白梟さんが『ムーン』で、どう?」
安易だなーと、自分のセンスの無さに呆れ返る。基になった宝石の名前を付けただけ、それなのに守護獣たちはウンウンと頷きご機嫌になった。
「ありがたき幸せ。我スピネ、主殿のため、誠心誠意尽くす所存!」
「私、ムーンも森の哲学者と呼ばれた梟の名に恥じぬ知識で、ララさまをお助け致します!」
「ありがとう! 今から長い旅に出るけど、一緒に頑張ろうね」
「えっ? 今からですか?」
驚いたムーンは叫び、続けた。
「外は日が暮れかけております。旅に出るなら早朝の方が良いと考えますが」