追放された私は、悲劇の聖女に転生したらしいです
「まあ、込み入った話はあとにしましょう。もうすぐ日が暮れるわ。今日はゆっくりして、明日から働きましょう」

 ヘンルーダの言葉に、私とディオは頷いた。
 
 それから、夕食を食べてテントで眠ると、早朝から行動を開始した。
 水耕栽培の温室を創るためだ。
 仕事の終わったログハウス建築チームを率い、井戸の近くの土地を確保して測量する。そして、土地の広さに応じた組み立て式の温室を出し、それから水耕栽培キットを創造した。
 水耕栽培キットは、本格的でありながら、設置は簡単に出来る。液体肥料も付いていて、これから始める初心者の人も、慣れてきて栽培数を増やしたい人も満足させてくれる、非常に人気のある商品だった。
 朝から始めて五時間ほどで設置を終え、一旦昼食を取る。
 その後の作業をウーノたちに指示してから、私はヘンルーダや女性陣と共に、ログハウスの内装に取り掛かった。もちろん、サーシャのお守りは、守護獣たちが引き受けている。

「家の中は、使い勝手重視で考えてみました。その他、ご希望があったらどんどん遠慮なく言って下さいね」
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