追放された私は、悲劇の聖女に転生したらしいです
「ディオ、この旅の未来は見えますか? 楽しいものになりそうですか?」

 尋ねると、ディオは目を細めた。

「見える未来はひとつだけ。でも、すまない。なんでも言うって約束したけど、今伝えることは出来ないんだ。未来はとても変わりやすいから」

「ふふ。仕方ないですね。わかりました。ディオはその未来を変えたくないんですね」

 柔らかく頷くディオに、同じように微笑み返す。
 彼の見た未来はきっと、幸せな結末を示すもの、なのだろう。
 輝く未来が、私たちを待っている。
 悠久のファルナシオンは終幕を迎えたけれど、私とディオの物語は、ここグリーランドを起点にして、新たに始まるのだ。


FIN
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