一途な令嬢は恋をする
正直、完全にこれがお見合いだということは忘れていた。
でも仕方ないわよね。

だって最初からお見合いだと思ってなかったし?
お洋服に夢中だったし?

うん、仕方ない。
まぁでもせめて言い訳は少ししておこうかな。

「いやーーもう、私たち友達じゃない? だから・・・・・・つい・・・・・・ね?あははーー」

「友達・・・・・・ね・・・・・・そうだね。僕達はもう友達だからね!」

「でしょ! そう、友達だからよ!」


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