一途な令嬢は恋をする

第4話:貴族としての振る舞いは

「ふーー楽しかった。やっぱりお洋服って最高ね!」

お店を出ると夕焼け空が私達をお出迎えしていた。

そうか、もう帰らないと・・・。
私達は手一杯の荷物を持って家へ向かう。

「うぅ・・・女性って怖い・・・・・・」

「何よ、貴方も楽しかったでしょ! ほら、楽しかったって言いなさい!」

「まぁ・・・多少は楽しかったね。君といる時間は・・・・・・」

「ほーらね、お洋服を見る時間は凄いワクワクするでしょ? 」

「いや、そうじゃ・・・・・・まぁいいか。そうだね、楽しいお見合いだったよ!」


「・・・・・・・・・・・・あ、これお見合いだったわね」

「・・・・・・・・・・・・え、忘れてたの・・・・・・・・・・・・」

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