嘘つくつもりはなかったんです! お願いだから忘れて欲しいのにもう遅い。王子様は異世界転生娘を溺愛しているみたいだけどちょっと勘弁して欲しい。
「うひょ~、そっか、僕はまだ解放されないんだ! リア、はやく帰ってきて!」
今度はユゥベール殿下が叫ぶ。行事変更は出来ないから、もうしばらくは頑張っていただくことになる。
「ディリス、お前はどうする? 迎えに行かなくていいのか?」
それでも妹のことは心配だろう、そう気にかけて声をかけると、意外な答えが返って来た。
「あぁ、まぁ、妹のことは殿下に任せたからな。俺は、犯人を絞り込むことにするさ」
そう言って、ディリスは手をひらひらとさせて去っていった。
残されたユゥベール殿下と二人で、お互いに顔を見合わせる。
「さぁ、二人が帰ってきたら、また忙しくなりますからね。頑張りましょう」
「あぁ、そうだね。はぁ、兄上は絶倫だから、リアは病み上がりで大丈夫かなぁ」
不穏な一言を聞いたようだが、それは無視をして執務を進める。
二人が帰って来た後は、婚約式に結び付けることが出来ればいい。国の慶事として、盛大に祝おう。
チャーリーは、リアリム嬢の憂いがなくなることを祈るだけだと、思い直した。ウィルストン殿下が傍にいるのであれば、お任せすればいいだけだ。
つきん、と痛む胸の感情は消し去り、チャーリーは再びユゥベール殿下に付き添うのであった。
チュン、チュンと鳥の鳴き声が聞こえる。これは、いや、大丈夫。夕べは疲れて二人ともぐっすりと眠った。
今度はユゥベール殿下が叫ぶ。行事変更は出来ないから、もうしばらくは頑張っていただくことになる。
「ディリス、お前はどうする? 迎えに行かなくていいのか?」
それでも妹のことは心配だろう、そう気にかけて声をかけると、意外な答えが返って来た。
「あぁ、まぁ、妹のことは殿下に任せたからな。俺は、犯人を絞り込むことにするさ」
そう言って、ディリスは手をひらひらとさせて去っていった。
残されたユゥベール殿下と二人で、お互いに顔を見合わせる。
「さぁ、二人が帰ってきたら、また忙しくなりますからね。頑張りましょう」
「あぁ、そうだね。はぁ、兄上は絶倫だから、リアは病み上がりで大丈夫かなぁ」
不穏な一言を聞いたようだが、それは無視をして執務を進める。
二人が帰って来た後は、婚約式に結び付けることが出来ればいい。国の慶事として、盛大に祝おう。
チャーリーは、リアリム嬢の憂いがなくなることを祈るだけだと、思い直した。ウィルストン殿下が傍にいるのであれば、お任せすればいいだけだ。
つきん、と痛む胸の感情は消し去り、チャーリーは再びユゥベール殿下に付き添うのであった。
チュン、チュンと鳥の鳴き声が聞こえる。これは、いや、大丈夫。夕べは疲れて二人ともぐっすりと眠った。