嘘つくつもりはなかったんです! お願いだから忘れて欲しいのにもう遅い。王子様は異世界転生娘を溺愛しているみたいだけどちょっと勘弁して欲しい。
イヤ、イヤと言っても彼には煽っているだけにしか聞こえないのか、さらに私の身体を弄ぶように執拗に触ってくる。更に舐めて来たので、思い切って胸毛をプチンと1本抜いて抗議した。
「イテェッ」
涙目になった彼に「止めてって言ったよね」といえば、彼も「ゴメン」と謝ってくれたけど。
「私も。ごめんね、痛かった?」
「リア、頼むから、毛を抜くのは止めてくれ、本当に痛い」
目を手で覆いながら、痛みをこらえるようにウィルティムが呟く。
「じゃ、ウィルも止めて、って言ったら止めてね。本当に止めて欲しい時もあるから」
「わかった」
彼の欲望には悪いけれど、何と言っても休暇は短い。私としてはウィルティム様と気軽に外出できる今を大切にしたい。
「さ、ウィル、行こう!」
平民に見えるように、なるべく地味な服に着替えをする。彼は白シャツにズボン、その上に茶色の薄手コートを羽織った。
私は花柄の刺繍のワンピースに編み上げブーツを合わせる。やっぱり花の都らしく、お花のモチーフが可愛らしくて、着るだけで私はウキウキとするのだった。
明日がお祭りの本番の日とあって、その前日でもすでに街は人であふれていた。
「ウィル! ウィル! こっち来て、スゴイっ!」
「イテェッ」
涙目になった彼に「止めてって言ったよね」といえば、彼も「ゴメン」と謝ってくれたけど。
「私も。ごめんね、痛かった?」
「リア、頼むから、毛を抜くのは止めてくれ、本当に痛い」
目を手で覆いながら、痛みをこらえるようにウィルティムが呟く。
「じゃ、ウィルも止めて、って言ったら止めてね。本当に止めて欲しい時もあるから」
「わかった」
彼の欲望には悪いけれど、何と言っても休暇は短い。私としてはウィルティム様と気軽に外出できる今を大切にしたい。
「さ、ウィル、行こう!」
平民に見えるように、なるべく地味な服に着替えをする。彼は白シャツにズボン、その上に茶色の薄手コートを羽織った。
私は花柄の刺繍のワンピースに編み上げブーツを合わせる。やっぱり花の都らしく、お花のモチーフが可愛らしくて、着るだけで私はウキウキとするのだった。
明日がお祭りの本番の日とあって、その前日でもすでに街は人であふれていた。
「ウィル! ウィル! こっち来て、スゴイっ!」