嘘つくつもりはなかったんです! お願いだから忘れて欲しいのにもう遅い。王子様は異世界転生娘を溺愛しているみたいだけどちょっと勘弁して欲しい。
柔らかく微笑んで、足を進める。王の座に座る陛下の前に来ると、私は膝を曲げて挨拶をする。
「よく来てくれた、リアリム・ミンストン嬢。顔を上げよ」
顔を上げると、ウィルストン殿下によく似た紫色の瞳をした陛下がいた。少し皺もあるその顔は、きっと年を取った時の殿下なのだろう、とてもそっくりだ。
「それでは、これより婚約の儀を行う」
そう、告げられると突然、ウィルストン殿下が「少し時間をいただきたい」と、進行を止めた。
「殿下?」
何だろう、不思議に思って彼の方をみると、彼はトラウザーズのポケットから何かを取り出した。
「リアリム、こんなところで済まないが、これを受け取って欲しい」
殿下が持ち出したのは、綺麗に包装された小物だ。
「これは、殿下、何ですか?」
「うん、君に開けて欲しい」
ガサゴソと包装を解いて開けると、そこにはピンク色のパンツが入っていた。
「でっ、殿下っ! こんな日に、何考えているんですかっ!」
一体何の冗談なのか、婚約式の前にパンツ、それもレースの透けたパンツだ。
「いや、その、あの祭りの日に渡そうと思っていたのだ。だが出られなかっただろう、だから、今君に渡そうと思って」
そう言うと、コホン、と咳を一つした殿下は私をまっすぐに見つめてきた。
「リアリム・ミンストン嬢。私は君を愛し、守ると誓う。私と、結婚して欲しい」
「よく来てくれた、リアリム・ミンストン嬢。顔を上げよ」
顔を上げると、ウィルストン殿下によく似た紫色の瞳をした陛下がいた。少し皺もあるその顔は、きっと年を取った時の殿下なのだろう、とてもそっくりだ。
「それでは、これより婚約の儀を行う」
そう、告げられると突然、ウィルストン殿下が「少し時間をいただきたい」と、進行を止めた。
「殿下?」
何だろう、不思議に思って彼の方をみると、彼はトラウザーズのポケットから何かを取り出した。
「リアリム、こんなところで済まないが、これを受け取って欲しい」
殿下が持ち出したのは、綺麗に包装された小物だ。
「これは、殿下、何ですか?」
「うん、君に開けて欲しい」
ガサゴソと包装を解いて開けると、そこにはピンク色のパンツが入っていた。
「でっ、殿下っ! こんな日に、何考えているんですかっ!」
一体何の冗談なのか、婚約式の前にパンツ、それもレースの透けたパンツだ。
「いや、その、あの祭りの日に渡そうと思っていたのだ。だが出られなかっただろう、だから、今君に渡そうと思って」
そう言うと、コホン、と咳を一つした殿下は私をまっすぐに見つめてきた。
「リアリム・ミンストン嬢。私は君を愛し、守ると誓う。私と、結婚して欲しい」