嘘つくつもりはなかったんです! お願いだから忘れて欲しいのにもう遅い。王子様は異世界転生娘を溺愛しているみたいだけどちょっと勘弁して欲しい。
(プロポーズがないって文句を言ったけど、こっ、こっ、こっ、こんな公開プロポーズは望んでいなかった!)
でも、痛いほどの視線を感じる。ここにいる大勢の招待客が、私の言動を一つも逃さない、と見つめている。
「ん? どうした、リア?」
コテン、と首を傾げた殿下に、何故かイラっとした私。
(殿下がそう来るのであれば、私も、)
私は自分の用意していたあるものを、ドレスの裾から取り出した。
「ウィルストン殿下、結婚のお申込み、喜んでお受けいたします。実は私も、こちらを用意しておりました」
そう言って赤い布を渡す。彼はそれを受け取ると、ひらりと広げた。
「うおっ!」
声を上げたのは、後方にいたユゥベール殿下だった。そう、それは彼にだけわかる、異世界パンツ。
「リア、これは?」
「はい、殿下に、私も下着を用意させていただきました。形状は変わっていますが、フンドシ、という名前のパンツです」
「リア、何やってんの……」
後ろでユウ君が呟いているのが聞こえる。私もまさか、公衆の面前で行うつもりはなかった。けれど、やっぱり私は「やられたらやり返す」性格らしい。
にこりと笑ってウィルストン殿下を見ると、彼は不思議そうな顔をしている。
でも、痛いほどの視線を感じる。ここにいる大勢の招待客が、私の言動を一つも逃さない、と見つめている。
「ん? どうした、リア?」
コテン、と首を傾げた殿下に、何故かイラっとした私。
(殿下がそう来るのであれば、私も、)
私は自分の用意していたあるものを、ドレスの裾から取り出した。
「ウィルストン殿下、結婚のお申込み、喜んでお受けいたします。実は私も、こちらを用意しておりました」
そう言って赤い布を渡す。彼はそれを受け取ると、ひらりと広げた。
「うおっ!」
声を上げたのは、後方にいたユゥベール殿下だった。そう、それは彼にだけわかる、異世界パンツ。
「リア、これは?」
「はい、殿下に、私も下着を用意させていただきました。形状は変わっていますが、フンドシ、という名前のパンツです」
「リア、何やってんの……」
後ろでユウ君が呟いているのが聞こえる。私もまさか、公衆の面前で行うつもりはなかった。けれど、やっぱり私は「やられたらやり返す」性格らしい。
にこりと笑ってウィルストン殿下を見ると、彼は不思議そうな顔をしている。