嘘つくつもりはなかったんです! お願いだから忘れて欲しいのにもう遅い。王子様は異世界転生娘を溺愛しているみたいだけどちょっと勘弁して欲しい。
「そういえば、殿下にも王宮の薔薇をみないか、って誘われました。あの時は、二人きりになるのが怖かったのですが。何とかなって、良かったです」
「そ、そうか。殿下と二人きりになるのが、怖かった?」
「ええ、だって、二人きりになって口説かれたら、私、断れませんよ? 相手は王子様ですから」
「そうかぁ、殿下の立場は大変だな。好きになった女性を口説く自由もないのか」
「へ? まぁ、自由ではないでしょうね。でも、誰しもが不自由ではありませんか。自由にみえて、不自由ですよ」
「それは、どうして?」
「だって、私は働かなくても生きていけますが、伯爵令嬢としての義務があります。王子もそうでしょう。平民の方が自由が多いように見えますが、生活の糧を得るために毎日労働をしなくてはいけない。ね、不自由ですよ」
「なるほど。そう、考えるのだね。君は」
「はい。だから、多かれ少なかれ、程度の問題です。要は、与えられた環境をどうやって楽しんで生きるか、です」
「ははっ、そんな風に考えられると、気持ちが楽になるだろうね。だから、殿下も君にロックオンしたんじゃないのかな?」
「へっ? そんなに変わっていますか? 私?」
「あぁ、十分に変わっていて、魅力的だよ。本当に、もう他の女性なんて目に入らないくらい」
あ、また一人でぶつぶつ言っている。せっかくの公園デート、風が心地よく吹いている。
「そ、そうか。殿下と二人きりになるのが、怖かった?」
「ええ、だって、二人きりになって口説かれたら、私、断れませんよ? 相手は王子様ですから」
「そうかぁ、殿下の立場は大変だな。好きになった女性を口説く自由もないのか」
「へ? まぁ、自由ではないでしょうね。でも、誰しもが不自由ではありませんか。自由にみえて、不自由ですよ」
「それは、どうして?」
「だって、私は働かなくても生きていけますが、伯爵令嬢としての義務があります。王子もそうでしょう。平民の方が自由が多いように見えますが、生活の糧を得るために毎日労働をしなくてはいけない。ね、不自由ですよ」
「なるほど。そう、考えるのだね。君は」
「はい。だから、多かれ少なかれ、程度の問題です。要は、与えられた環境をどうやって楽しんで生きるか、です」
「ははっ、そんな風に考えられると、気持ちが楽になるだろうね。だから、殿下も君にロックオンしたんじゃないのかな?」
「へっ? そんなに変わっていますか? 私?」
「あぁ、十分に変わっていて、魅力的だよ。本当に、もう他の女性なんて目に入らないくらい」
あ、また一人でぶつぶつ言っている。せっかくの公園デート、風が心地よく吹いている。