嘘つくつもりはなかったんです! お願いだから忘れて欲しいのにもう遅い。王子様は異世界転生娘を溺愛しているみたいだけどちょっと勘弁して欲しい。
「ちょうど良かった! 次の絵のモデルを探していたんだ、僕のアトリエに来て!」
そうして腕を引っ張られて、私はユゥベール殿下のアトリエに引っ張られていく。
あぁ、なぜ思いもしなかった方向に行かされるの?私。
「ここ、ホラ、僕のアトリエ。外のパティオからも見える部屋だから、安心して」
確かに、中庭になるパティオからの日差しが注ぎ込むその部屋は、明るさと暗さが同居しているような場所だった。
この世界は、まだ絵具なども発達していない。
油絵具が中心だけど、第二王子の描くその絵は、転生前の世界にあったアニメを思わせるような内容のものばかりだった。
「で、殿下、これは。あっ、これ」
未来の猫型ロボットが笑っている。油絵のその姿も、愛らしいけど、何故、これが。
「君、その生き物が何か、わかるの?」
「はい、未来の猫型ロボットですよね。耳は確か、ねずみに齧られたはず」
「も、もしかして、君も、転生した、の? ニホンの記憶がある、とか?」
「で、殿下、もしかして、殿下も記憶があるのですか?」
お互いに、転生者がいるとは思いもしなかった。
「すげぇ! マジ、すげぇ! うひょ~、もしかして知り合いだったりして! 転生前の名前、覚えてる?」
「あっと、実は、ヒシウチ・リア、だったことまでしか、漢字は覚えていなくて」
そうして腕を引っ張られて、私はユゥベール殿下のアトリエに引っ張られていく。
あぁ、なぜ思いもしなかった方向に行かされるの?私。
「ここ、ホラ、僕のアトリエ。外のパティオからも見える部屋だから、安心して」
確かに、中庭になるパティオからの日差しが注ぎ込むその部屋は、明るさと暗さが同居しているような場所だった。
この世界は、まだ絵具なども発達していない。
油絵具が中心だけど、第二王子の描くその絵は、転生前の世界にあったアニメを思わせるような内容のものばかりだった。
「で、殿下、これは。あっ、これ」
未来の猫型ロボットが笑っている。油絵のその姿も、愛らしいけど、何故、これが。
「君、その生き物が何か、わかるの?」
「はい、未来の猫型ロボットですよね。耳は確か、ねずみに齧られたはず」
「も、もしかして、君も、転生した、の? ニホンの記憶がある、とか?」
「で、殿下、もしかして、殿下も記憶があるのですか?」
お互いに、転生者がいるとは思いもしなかった。
「すげぇ! マジ、すげぇ! うひょ~、もしかして知り合いだったりして! 転生前の名前、覚えてる?」
「あっと、実は、ヒシウチ・リア、だったことまでしか、漢字は覚えていなくて」