嘘つくつもりはなかったんです! お願いだから忘れて欲しいのにもう遅い。王子様は異世界転生娘を溺愛しているみたいだけどちょっと勘弁して欲しい。
「えっとぉ、騎士団にいる、ウィルティム様。2年前にね、助けてもらったの。それ以来、本当は好きなんだけど」
ポーズを崩せないけど、結構恥ずかしい。
こうして恋愛話ができる友達はいなかったから、女子会みたいで嬉しい。
「ウィルティム? そんなキャラいたのかなぁ、モブか? でも、ヒロインが好きになるくらいだから……」
「もうっ、ユウ君。乙ゲーはいいんだよ。私はこうして生きているし、王太子ルートも、第二王子ルートも、お兄様ルートも全部嫌なんだから」
「ははっ、そうだね。ゲーム補正とかかかっても、運命と思うしかないよねぇ~」
明るく返事をしてくれるユウ君は、おしゃべりしながらも絵筆を進めているようだ。
「でもね、ウィルストン殿下が、私にロックオンしていて。どうにかして婚約話を断りたいの」
「へぇ~、兄上が。リアリムにねぇ~、いいじゃん、かっこいいし。王子だし」
「いくらカッコよくたって、王子だから嫌なの。王太子になんてなったら、ゆくゆくは王様だよ?」
私が頭から否定していると、ユウ君はふっと真面目な顔をしてきた。
「でも、リア。政治とか、経済学とか好きだったじゃん。あの知識、生かせるよ」
そうだった、転生前の私は大学で政治学専攻で、真面目に政治家の秘書を目指していた時期もあった。
でも、そんなことは夢物語で、庶民だった私は平凡な事務員になったのだった。
ポーズを崩せないけど、結構恥ずかしい。
こうして恋愛話ができる友達はいなかったから、女子会みたいで嬉しい。
「ウィルティム? そんなキャラいたのかなぁ、モブか? でも、ヒロインが好きになるくらいだから……」
「もうっ、ユウ君。乙ゲーはいいんだよ。私はこうして生きているし、王太子ルートも、第二王子ルートも、お兄様ルートも全部嫌なんだから」
「ははっ、そうだね。ゲーム補正とかかかっても、運命と思うしかないよねぇ~」
明るく返事をしてくれるユウ君は、おしゃべりしながらも絵筆を進めているようだ。
「でもね、ウィルストン殿下が、私にロックオンしていて。どうにかして婚約話を断りたいの」
「へぇ~、兄上が。リアリムにねぇ~、いいじゃん、かっこいいし。王子だし」
「いくらカッコよくたって、王子だから嫌なの。王太子になんてなったら、ゆくゆくは王様だよ?」
私が頭から否定していると、ユウ君はふっと真面目な顔をしてきた。
「でも、リア。政治とか、経済学とか好きだったじゃん。あの知識、生かせるよ」
そうだった、転生前の私は大学で政治学専攻で、真面目に政治家の秘書を目指していた時期もあった。
でも、そんなことは夢物語で、庶民だった私は平凡な事務員になったのだった。