嘘つくつもりはなかったんです! お願いだから忘れて欲しいのにもう遅い。王子様は異世界転生娘を溺愛しているみたいだけどちょっと勘弁して欲しい。
「ふーん、そうなんだ、おかしいなぁ、結構ゆるゲーだったから、ヒロインが動かないとアプローチをガンガンしてくるハズなのに、なぁ、」
絵筆を置いて、ちょっと考えるユウ君。お願いだから、絵に集中しよう、ね。
「もうっ、ユウ君。私の悩みは第一王子なの。このままだと、私が王子妃になっちゃう、って、もう遅いか」
また、ため息がでちゃう。さっきから、何度目だろう。
「ふ~ん、そんなに嫌なら、僕がリアにプロポーズしよっか?」
ははっと言って笑うユウ君。でも、その後ろにいる人を見て、私は思わず「ひっ」っと声にならない悲鳴を挙げた。
「ユ、ユウ君、う、後ろ、」
今度は絵を描くことに集中し始めたから、後ろの入り口から入って来たウィルストン殿下に気が付いていない。
「くくっ、リアが僕のお嫁さんになるとかって、ウケるぅ~」
ユウ君、冗談半分だろうけど、それを冗談に受け取らない人が後ろにいますっ! そして黒いですっ!
「ユゥベール、面白い話だな。俺の婚約者を前にして、いい冗談だ」
「ひっ」
今度はユウ君が悲鳴を挙げた。怒気を持った視線でユウ君を射抜くウィルストン殿下は、冗談じゃないくらいに怖い。
「あ、兄上。こ、これは、その。あっ、ようこそ、僕のアトリエへ」
絵筆を置いて、ちょっと考えるユウ君。お願いだから、絵に集中しよう、ね。
「もうっ、ユウ君。私の悩みは第一王子なの。このままだと、私が王子妃になっちゃう、って、もう遅いか」
また、ため息がでちゃう。さっきから、何度目だろう。
「ふ~ん、そんなに嫌なら、僕がリアにプロポーズしよっか?」
ははっと言って笑うユウ君。でも、その後ろにいる人を見て、私は思わず「ひっ」っと声にならない悲鳴を挙げた。
「ユ、ユウ君、う、後ろ、」
今度は絵を描くことに集中し始めたから、後ろの入り口から入って来たウィルストン殿下に気が付いていない。
「くくっ、リアが僕のお嫁さんになるとかって、ウケるぅ~」
ユウ君、冗談半分だろうけど、それを冗談に受け取らない人が後ろにいますっ! そして黒いですっ!
「ユゥベール、面白い話だな。俺の婚約者を前にして、いい冗談だ」
「ひっ」
今度はユウ君が悲鳴を挙げた。怒気を持った視線でユウ君を射抜くウィルストン殿下は、冗談じゃないくらいに怖い。
「あ、兄上。こ、これは、その。あっ、ようこそ、僕のアトリエへ」