アンドロイド・ニューワールドⅡ
「止めるなら、もっと早い段階で止めるべきでしたね」

「そうだな…。だが、事を始めたのは1110番だ。ならば終わらせるのもまた、1110番本人の意志でなければならない」

と、紺奈局長は言いました。

「自分は、口を出すつもりはない。1110番が人間との関わりの中で、いずれ答えを見つけるだろう。このままで良いのか、それとも改めた方が良いのか…」

「…」

「それまでは、自分は黙って傍観することにする」

「…意外と放任主義ですね」

と、私は言いました。

これが第4局でしたら、久露花局長は放っておかないと思いますが。

「そうかもしれない。だが、これが第2局の方針だ」

「そうですか」

と、私は言いました。

第2局の局長である、紺奈局長がそう決めたのでしたら。

第4局の所属の私が、あれこれ口を出す訳にはいきませんね。

つまり、好きにしろ、ということです。

「また、1110番が接触してくるかもしれないが…適当に相手してやってくれ」

と、別れ際、紺奈局長はそう言いました。

それはお互い様ですね。

私から、声をかけることもありますし。

「分かりました」

「それでは」

と、紺奈局長はエレベーターが一階に着くなり、校舎玄関に向かって、歩いていきました。
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