望まれぬ花嫁は祖国に復讐を誓う
「なぜ?」

「きっと。私が休みを取ったからだろう」
 レイモンドはその額をカレンの肩の上に押し付けた。

「旦那様」
 カレンは両手を彼の背に回す。
「旦那様は、ローゼンフェルドをどうするおつもりですか?」
 その言葉にレイモンドの身体はピクリと動いた。カレンの言っている意味がわからないのか、それともそれを言った意図がわからないのか。

「どういう意味だ?」
 カレンの肩から額を外し、彼女の顔を見下ろす。その顔は怒っているようにも見えるし、
何かに耐えようとしているようにも見える。むしろ、泣いているようにも見えなくない。
「カレン、それはどういう意味だ」
 もう一度、尋ねた。

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