幼馴染大和君の執着愛~俺の最愛の番~
西条麗華side


「舐めた真似すんのもいい加減にしろよ、麗華、いや今は真美だっけ?・・・・あんまり俺を怒らせんな」



彼の・・・・大和の囁くように呟いた言葉があたしの耳に木霊する
全身がこわばったみたいに凍り付く
聞いたこともない彼の声が本気で怒っているのを感じる
大和はたぶんあたしがあの女に危害を加えようとするならばきっと許せないだろう
全力であたしに対して抗ってくる
それは何故か・・・・・



彼女が・・・・大和の番であるから



何故・・・・?何故なの?
あたしが誰よりも大和の傍にいていつだって見守ってきたのに・・・・
こんなにあなたのことを愛してるのに・・・・大好きなのに
許せない、許せない、許せない!!!!
そもそもなんでこのあたしが諦めなくちゃなんないの?
諦める・・・・?



「ありえない・・・・・・大和はあたしのもの」



クレンジングクリームでメイクを落とすと鏡に映る自分にため息をついた
メイクも髪型も声まで変えたのに・・・・・
念には念をいれて認識疎外の暗示までかけたのに・・・・
やっぱり大和は流石ね、竜族のトップにふさわしい
彼じゃなければあたしだと見破れなかったはず
何のためにここまで来たのよ


欲しいものは必ず手にいれるわ
唇を噛みしめるとわたしは再び立ち上がろうとしていた
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