結ばれないはずが、冷徹御曹司の独占愛で赤ちゃんを授かりました
 わずかに開いた隙間を逃さずに、龍一はぐっと熱いものを差し入れた。

 情熱的に這い回るそれに脳を溶かされていく。思考がぼんやりとして、身体はほんのりと熱を帯びる。

 つぅと糸を引いて、ゆっくりとぬくもりが離れていく。

 どアップになった彼が妖艶な笑みでささやく。

「会社でも家でも一緒なのに、人目が気になって、どうもイチャイチャできないからな」
「イ、イチャイチャって!」

 彼の口からそんな言葉が出るなんて、凛音は思いきりたじろいでしまった。頬は真っ赤に染まり、視線はオロオロとさだまらない。

「油断して、そんなかわいい顔を見せる凛音が悪い」
「んんっ」

 龍一が耳たぶを食み、そのまま耳孔を責めはじめる。

「ここにいる間だけでも、思う存分に愛し合いたい」

 色気たっぷりの低音ボイスに、凛音はあっさりと陥落させられてしまった。

 ドーム型のガラス天井の向こうで、無数の星がキラキラと瞬いている。

 凛音は背中から龍一に抱かれた態勢で湯舟につかっていた。彼の肩に頭を預けるようにして天井を見あげる。

「うわぁ~。前に見たときより綺麗な気がします!」
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