天才幼女錬金術師に転生したら、冷酷侯爵様が溺愛パパにチェンジしました!2
 エリアスの助言を得て、効果を高めるにはどうすればいいかを考える。

 こうして、実験して、考えて、また実験して、結果を出す。

 これが錬金術の面白いところなのだ。この楽しみを一度知ってしまったら、やめることなんてできないだろう。才能があるのならなおさら。

「フィアン、来て」

 次の工程には、火の精霊の力が必要になる。フィアンを呼び出したら、ふんと少々怒った素振りで飛び出してきた。

「まったく、そなたは妾を呼ぶのが遅い!」

 なにか、問題があっただろうか。呼び出されたフィアンは、ぷりぷりとしていた。

「エリアスを先に呼び、妾を呼ばぬとは!」
「だって、エリアスに聞きたいことがあったんだもの……フィアンも頼りにしたいんだけど、ダメ、かな……?」

 上目遣いに見上げてみる。うっと唸ったフィアンは、ふるふると長い首を振った。

「ダメなことなどない! さあ、聞きたいことがあるのなら妾に聞くがよい!」
「……えっとね」

 もし、魔石で花火を作るとしたら、どんな風に作るのがいいだろうか。フィアンに相談を持ちかけると、ツンツンしながらも、丁寧に教えてくれる。

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