天才幼女錬金術師に転生したら、冷酷侯爵様が溺愛パパにチェンジしました!2
住んでいる地域に合わせて体質が変わるのもスライムの特色であり、ひとくくりにスライムといっても、性質はかなり違うのだ。
「へぇ、じゃあ、ふたりはアイアンスライムを倒してきたってこと?」
鉄を含んだスライムの魔石は扱ったことがない。ミリエラの目が丸くなった。
スライムの魔石は弱くてなんにも使えないと思っていたが、慎重にマナを注げば使えるということが昨年ミリエラの研究で明らかになったばかりだ。
もし、体内に鉄を含んでいるスライムの魔石ならば、他のスライムの魔石よりも頑丈かもしれない。
鉱山に住んでいるスライムを狩りに行く段階で、普通のスライムの魔石より入手は難しくなるけれど。
「あと、鉄ネズミの魔石だろ。それから──ディー、早く出せよ」
カークがにやにやとしながら、ディートハルトを肘で突く。
革袋の中をごそごそとやっていたディートハルトは、同じくにやにやしながら、傍らの鞄の中から、ミリエラの拳をふたつ合わせたほどの大きさの魔石を取り出した。
あまりにも大きくて、革袋には入らなかったらしい。
「なにこれすごい!」
「へぇ、じゃあ、ふたりはアイアンスライムを倒してきたってこと?」
鉄を含んだスライムの魔石は扱ったことがない。ミリエラの目が丸くなった。
スライムの魔石は弱くてなんにも使えないと思っていたが、慎重にマナを注げば使えるということが昨年ミリエラの研究で明らかになったばかりだ。
もし、体内に鉄を含んでいるスライムの魔石ならば、他のスライムの魔石よりも頑丈かもしれない。
鉱山に住んでいるスライムを狩りに行く段階で、普通のスライムの魔石より入手は難しくなるけれど。
「あと、鉄ネズミの魔石だろ。それから──ディー、早く出せよ」
カークがにやにやとしながら、ディートハルトを肘で突く。
革袋の中をごそごそとやっていたディートハルトは、同じくにやにやしながら、傍らの鞄の中から、ミリエラの拳をふたつ合わせたほどの大きさの魔石を取り出した。
あまりにも大きくて、革袋には入らなかったらしい。
「なにこれすごい!」