明日には居ない君の物語
も〜!

私はぱぱっと朝ごはんを食べて要と一緒に家を出ようとする。

「涼香!吸入は?」

「あっ!忘れてた!!とってくる!!!」

いけないいけない、また忘れるところだった。

「涼香!走るなって!!」

走るなって言われてるけどまあ、大丈夫。

「へーき!」

「ったく…」

そんな私たちのやりとりを見て、お母さんがケタケタと笑ってる声がする。
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