婚約破棄から始まる恋2~捕獲された地味令嬢は王子様に溺愛されています
アンジェラ様は筒抜けになった私の気持ちをどんな風に受け止められたのでしょう?
確かめようにも怖くてまともに顔を見ることが出来なくて。
「フローラちゃん。ごめんなさいね。リチャードが余計なことを言ってしまって」
「いえ……ここだけの話にして下されば」
「もちろんよ。緘口令も敷いておくから大丈夫よ」
よかった。
外部に漏れたら大変なことになるかもしれないもの。レイ様のご迷惑なることは避けなければいけないわ。
胸を撫で下ろしてホッとした私は、またアイスティーを一口飲みました。
「二人はすでに両思いだったのね」
ぶふうっとアイスティーのストローから盛大に泡が立ちました。
二口目はまだ飲んでいなくてよかったわ。
いえ、いえ、そうではなくて。
「あ、あの」
あわあわと狼狽える私。