婚約破棄から始まる恋2~捕獲された地味令嬢は王子様に溺愛されています

「あら、違ったの? リチャードの話だと気持ちを確かめ合ったのでしょう?」

 小首を傾げるアンジェラ様の表情はリッキー様にそっくりでした。

「えっと……あれは、言わされたというか、なんというか……」

 リッキー様の誘導尋問に引っかかったようなものなのだけれど、気持ちは本当の事だし、どう説明すればいいのかしら。

 ブランコではしゃぎながら遊んでいるリッキー様が恨めしく思えてきました。

 彼の爆弾発言がなければ……


「ふふ、照れなくてもいいのよ。それよりも、早く二人の吉報を聞きたいわ」

「……」

 グイグイとくるアンジェラ様に治まった熱がまたぶり返してきました。

 先日、ディアナに話したばかり。吉報と言われて意味が分からないほど鈍くはないと思うのですが、今は何とも言えません。
 まだ、待っていてくださっているのか確かめる術はなくて、不透明なままです。

 気持ちがなくなったと言われたらと思うと怖くて、何もできないままなのです。

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