彼がデキ婚するので家出をしたらイケメン上司に拾われました。
ミーティングルーム(茶の間)で諏訪さんと私のスマホをスタンドにのせて2台を並べ、その前に二人で並んで座る。
いつの間にか通販で私用の座椅子を購入してくれて帰宅した時に玄関に置き配されていた。
念のため、私の携帯番号を出雲に知らせないようにと諏訪さんの携帯からスピーカーで電話を掛けて、私の携帯のボイスメモで録音をすることにした。
すぅーはぁ
声を出して深呼吸をすると、諏訪さんが隣で口元を押さえて笑っていた。
「笑わないで下さいよ。うまく誘い出せるか緊張してるんですから」
「相馬なら大丈夫だ。嫌な取引先だと思えばいい」
「ですね!じゃあ行きます!」
奥様から教えてもらったプライベート用の出雲喜郎の携帯番号に電話を掛けた。
何度かのコール音のあと「はい」と男性の声が聞こえてきた。
「出雲喜郎准教授の携帯ですね」
「そうですが、そちらは?」
「相馬朱夏の姉です。それで大体の電話の内容はおわかりいただけますか?」
「さぁ、ゼミ生ではあるね。相馬くんがどうしたのかな?」
「妹の妊娠の事でお話し合いをするべきだと思いまして、大学の相談室に直接伺うか先生のご自宅がある駅前のファミレスに明日の13時に来ていただくかどちらがよろしいですか?」
しばらくの沈黙のあと
「自宅を知っていると言うことか?そもそもこの番号をどこで調べたんだ?」
「その辺りも気になるようでしたら明日、◯◯駅前のファミレスで13時にお待ちしてます。もしいらっしゃらないのでしたら大学の相談室と奥様に全てを話します」
「わ、解った。必ず行くから大学には言わないように。分かったか!」
強い口調で話す出雲喜郎に何様なんだと思いつつも冷静を装う。
「では、明日」
電話を切ると一気に脱力する。
これで終わりではない、すぐに朱夏に連絡をして明日、迎えに行くことを伝えた。
そしてもう一人に、明日話をする事を伝えた。
いつの間にか通販で私用の座椅子を購入してくれて帰宅した時に玄関に置き配されていた。
念のため、私の携帯番号を出雲に知らせないようにと諏訪さんの携帯からスピーカーで電話を掛けて、私の携帯のボイスメモで録音をすることにした。
すぅーはぁ
声を出して深呼吸をすると、諏訪さんが隣で口元を押さえて笑っていた。
「笑わないで下さいよ。うまく誘い出せるか緊張してるんですから」
「相馬なら大丈夫だ。嫌な取引先だと思えばいい」
「ですね!じゃあ行きます!」
奥様から教えてもらったプライベート用の出雲喜郎の携帯番号に電話を掛けた。
何度かのコール音のあと「はい」と男性の声が聞こえてきた。
「出雲喜郎准教授の携帯ですね」
「そうですが、そちらは?」
「相馬朱夏の姉です。それで大体の電話の内容はおわかりいただけますか?」
「さぁ、ゼミ生ではあるね。相馬くんがどうしたのかな?」
「妹の妊娠の事でお話し合いをするべきだと思いまして、大学の相談室に直接伺うか先生のご自宅がある駅前のファミレスに明日の13時に来ていただくかどちらがよろしいですか?」
しばらくの沈黙のあと
「自宅を知っていると言うことか?そもそもこの番号をどこで調べたんだ?」
「その辺りも気になるようでしたら明日、◯◯駅前のファミレスで13時にお待ちしてます。もしいらっしゃらないのでしたら大学の相談室と奥様に全てを話します」
「わ、解った。必ず行くから大学には言わないように。分かったか!」
強い口調で話す出雲喜郎に何様なんだと思いつつも冷静を装う。
「では、明日」
電話を切ると一気に脱力する。
これで終わりではない、すぐに朱夏に連絡をして明日、迎えに行くことを伝えた。
そしてもう一人に、明日話をする事を伝えた。