君と過ごした最高な日ー残り1ヶ月の恋ー

初日



1日目を開けて2日目の今日。


私たちは、早速高校に入ってサボって図書館に行くことにした。

昨日の時点で私はみみちゃんに、『まず、最初に図書館に行きたい』と、告げていた。

案の定、『もう、サボちゃっうの?……それも、悪くないね!行こうよ!図書館!』

て、ことになった。




図書館。


ーーーガラガラ

開けてびっくり、既に来客が居た。

数組、数人と。

私たちも、入る。


「にしても、相変わらず本とか小説とかいっぱいあるね〜」

「だねー」


私とみみちゃんは、早速本を探しに行く。

棚だなに、並べてある本たち。

生き生きとしていて何だかワクワクとした気持ちにしてくれる。

(……やっぱり、私本好きだ(◡‿◡ฺ✿))




「……っ」

「っ」




その時、誰かの声が聞こえた。

気になって、声をする方をチラッと見ると|˙-​˙))

「ーーーーー!!?」

声のならない悲鳴が心に響いた。

だって!き、キスをしてるんだよ?!

うわぁー、見てわいけないものを見てしまった……。

普通に……するんだ。

私は、何も見てないふりをして……

トン

誰かにぶつかってしまった。

「あ、すみません」

「何盗み見聞してんだよ」

「?!」

私は、話しかけられて後ろを見る。

「!」

そこには、アイツが居た。

私は、すぐに不機嫌になる。

「何よ。て、あんたも図書館に居たのね」

「俺、アンタって名前じゃねぇけど」

「は?」

「楠木 淋(くすき りん)」

「それは、ごめんなさいね」

「なぁ、お昼んときに話しがあんだけど。時間あるか?」

「まぁ」

「じゃ、そんときに」

淋て言うんだ。

淋は、私から離れて友達の方に行ってしまった。

(話しって、なんだろう)


私は、再び本探しを再開して、面白そうな本があったから手に取る。

手に取って、みみちゃんの元に行く。

みみちゃんは、既に空いていたところで本を読んでいた。

みみちゃんは、私に気づく。

「なんか、良いの見つけた?」

「うん!みみちゃんも見つけたんだね!」

「うん!」

私たちは、1日の時間を潰した。




そして、昼休み。


昼休みは、みみちゃんとお弁当を食べる。

何処で?もちろん屋上で!

屋上で食べる食事は、美味しいんだよね!

景色も良いし!

空気も美味しい!


私たちは、たわいな話をして……思い出した。

「あ、私用事があったんだ」

「私、図書館に戻ってるね!」

「うん!先に行ってて?ごめんね?」

「いいの、いいの」


私は、すぐに空になった弁当箱を片付けた。



(に、しても…何処に行けばいいんだろう?)

そう思っていた矢先。

「知里」

男子学生の声がした。

何処か聞いたことのある声。

私は、後ろを見る。

淋だ。

「何処に、行けばいいのか迷ってた」

「言わなかった俺が悪かった。行こう」


空いている空き教室に入った。


「話って、何」

「俺と、付き合ってくんねぇ?」

「は?なんで」

また、淋は頬を赤らめた。

もしや……私のことが、好き?


「実は…」

淋は、私に話してくれた。

淋は、入学する前から私を見ていたらしく…って、中学生の時から好きってこと?

淋とは、中学生の時の同級生。

て、今気づいた。

同じクラスだったんだね。

「俺、」

淋は、私に真っ直ぐ眼差しを向けて言う。

「知里の事が、好きだ!」

「……っ、」

私は、言葉に詰まった。

「直ぐにとは、言わな……」

「と、友達からなら……その、いいけど」

「ホントか?!」

「うん」

「やった!嬉しい」


その時、お昼休みの終わりのチャイムが鳴った。

ーーーキーンコーンカーンコーン……

戻らなきゃ!


「行かないとね」

「そうだな」

「淋も、図書館?」

「あぁ。一緒に、行こうぜ!」


と、私と淋は図書館へと向かった。


再び図書館。

みみちゃんは、ビックリΣ(゚д゚;)


「なんで、何があったの」

「実は……」

私は、これこれこういうことでと告げた。

「____あら、まー。てか、そうなるかと思ったよ」

「え?」

私は聞き返した。

みみちゃんは、言う。

「見るからに、〝知里ちゃんのことが好き〟て。
まぁ、……」

みみちゃんは、淋を見る。

「なんだよ」

「悪くわないね」


ということで、みみちゃんの了承が降りた。

私、淋、とその友達、みみちゃんと4人でテーブルを囲む状態で向かい合わせになって時間になるまで自分達の本を読んだ。


その日は、1日図書館に居た。



そして、帰り道。

私たちと淋達で道を歩いていた。


淋は、口を開く。

「なぁ、このメンツでさぁ?卒業まで一緒にいようよ」

「それ!まじ、いいな!ありあり!」


「「まじでか」」

私とみみちゃんは、言葉が重なった。


「うんうん」と、淋とその友達、明(あきら)が頷いた。


「それも、ありか〜」

「だねー」

「「今日から、よろしくね( ´ ▽ ` )ノ」」と、淋と明に向かって言った。


この時から、私達と淋達は一緒に行動をすることになった。


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