キミの魔法にかけられた~隣のデスクの無愛想な後輩が急接近してきて!?~
「……甲斐くん」
「どうしたんですか?浮かない顔して」
「そうかな」
「仕事が出来て嬉しくないんですか?」
「う、嬉しいよ。嬉しいんだけどね」
仕事が早く出来てミスもゼロ。部長にも泣く程、褒められた。
「今日の仕事は自分の力でやった訳じゃないから」
でも、嬉しいと思う反面、素直に喜べない自分もいるのが事実。
だって、頭が冴えて仕事に集中出来たのは甲斐くんの"魔法"おかげであって、私の本当の実力じゃないから。
「部長とか皆を騙してるみたいで、わ、私……」
「先輩のそういうところ好きですよ」