キミの魔法にかけられた~隣のデスクの無愛想な後輩が急接近してきて!?~


「……甲斐くん」

「どうしたんですか?浮かない顔して」

「そうかな」

「仕事が出来て嬉しくないんですか?」

「う、嬉しいよ。嬉しいんだけどね」

仕事が早く出来てミスもゼロ。部長にも泣く程、褒められた。


「今日の仕事は自分の力でやった訳じゃないから」

でも、嬉しいと思う反面、素直に喜べない自分もいるのが事実。

だって、頭が冴えて仕事に集中出来たのは甲斐くんの"魔法"おかげであって、私の本当の実力じゃないから。


「部長とか皆を騙してるみたいで、わ、私……」





「先輩のそういうところ好きですよ」

< 19 / 29 >

この作品をシェア

pagetop