没落令嬢は今日も王太子の溺愛に気づかない~下町の聖女と呼ばれてますが、私はただの鑑定士です!~
ざわざわしていたホールが一瞬で静かになり、彼の堂々とした美声が響く。
「皆さん、王城晩餐会にようこそお越しくださいました。日頃からの王家へのご支持に感謝しています。今宵は心ゆくまで食事と語らいをお楽しみください。招待状ではご案内していませんでしたが、今日は聖女サラをお迎えしての晩餐会となっております。彼女の癒しの力はすでに国中の噂で皆様も並々ならぬご興味をお持ちでしょう。私も同じです」
まるで聖女を歓迎しているようなジェラールの口振りに、国王は満足げに頷いていた。
オデットはジェラールを信じてはいるものの、カルダタンにやってきたサラを思い出して眉尻を下げた。
(美しい方だったわ。治療ができる素敵な力を持っていて、国王陛下だけでなく貴族の皆さんもきっと、サラ様が王太子妃に相応しいと思うわよね)
「では早速お迎えしましょう」
ジェラールが声をかけると入場口の両開きの扉が開けられ、インペラ宰相にエスコートされたサラが入ってきた。
「オオッ」とどよめきの声があがる。
「皆さん、王城晩餐会にようこそお越しくださいました。日頃からの王家へのご支持に感謝しています。今宵は心ゆくまで食事と語らいをお楽しみください。招待状ではご案内していませんでしたが、今日は聖女サラをお迎えしての晩餐会となっております。彼女の癒しの力はすでに国中の噂で皆様も並々ならぬご興味をお持ちでしょう。私も同じです」
まるで聖女を歓迎しているようなジェラールの口振りに、国王は満足げに頷いていた。
オデットはジェラールを信じてはいるものの、カルダタンにやってきたサラを思い出して眉尻を下げた。
(美しい方だったわ。治療ができる素敵な力を持っていて、国王陛下だけでなく貴族の皆さんもきっと、サラ様が王太子妃に相応しいと思うわよね)
「では早速お迎えしましょう」
ジェラールが声をかけると入場口の両開きの扉が開けられ、インペラ宰相にエスコートされたサラが入ってきた。
「オオッ」とどよめきの声があがる。