エリート極上男に堅物女で有名な私が何故か執着されています【完】 ~続編更新中~
ミヲ君の地元には何度も行こうと誘われてたけど、結局行ったことは無かったから今夏が初。
彼がのった飛行機を見届けながらもうその時のことを想像してワクワク感でいっぱいになる。
ああ、早く夏にならないかな?
北海道の真夏は今の季節ぐらいの気温だってミヲ君が言ってたな。
そんなことを思い出しながらひとり寂しく家路へと帰る。
ミヲ君の綺麗な茶色の瞳や癖のあるダークブラウンの髪の毛のフワフワを思い出すと切なくなるけど、もうひと踏ん張り。
この初夏をなんとか乗り切って夏まで頑張ろう。
柄にもなくそんなことを考え、電車から見える街並みを眺めていた。