エリート極上男に堅物女で有名な私が何故か執着されています【完】 ~続編更新中~
そんなことを考えていたら鍋が噴いてて慌ててIHのスイッチをOFFにした。
「危ない、汁がなくなって焦げるところだった」
ジャガイモに串を通したら硬かった。
ヤバい、こんなのだめだ。
でも水を足したら薄くなっちゃうし、調味料をどのくらい足せばいいのかも分からない。
そんな時ベルが鳴り不覚にも返事をしてしまった。
サプライズで来ているのにミヲ君にバレちゃうとか焦ったけど、よくよく考えれば彼のはずがない。
「ミナ~?いるの?」
インターフォンから聞こえてきたのは若そうな男の子の声だった。
「あの、みな?さんはたぶん居ないです。私しかいません」
「・・・・・あ?あんた誰?ミヲさんの家で何してんの?」
何してんのって、もっと言い方ないのかこの子は。
何故か敵意丸出しな男の子に腹が立った。